保冷剤の長持ち方法はコレ!ソフトタイプとハードタイプはどちらが強力?
あなたは保冷剤をどんな目的で使っていますか?保冷剤を使う理由がどうであれ、長持ちさせたいというのは誰でも同じじゃないでしょうか。
そこで、ここでは保冷剤を少しでも長持ちさせる方法を集めてみました。ネット上では間違った方法も紹介されているみたいなので、その指摘と効果的な方法についていくつかご紹介していきます。
保冷剤にはソフトタイプとハードタイプがある
保冷剤にはソフトタイプとハードタイプの2つの種類があります。ソフトタイプはケーキを買った時に入っていたりする柔らかめの保冷剤で、ハードタイプはレジャーなどで使える板のような保冷剤。
両者には一長一短があり全く違うものに見えますが中身はまったく同じです。水と防腐座と安定剤、それに凍りやすくなるポリマーが入っていて安定剤は凍った時に包装が破れるような突起ができないようにする働きがあります。
長持ち効果が強力なのはどちらの保冷剤?
保冷剤の長持ち効果についてソフトタイプとハードタイプではどちらが強力かといえば断然ハードタイプだと言えるでしょう。保冷剤の中身はどちらも同じなので、容量の多いほうがより長い時間冷却し続けることができます。
ではソフトタイプの保冷剤はまったく使えないのかというとそうではありません。先ほど両者には一長一短があるとお伝えしましたが、ソフトタイプにはソフトタイプの良さがあります。
ソフトタイプの保冷剤は包装が薄いので冷気が早く伝わるという利点があります。つまり冷やしたいものを素早く冷やすことができますが、早く冷やすので早くぬるくなりやすいという欠点もあります。
保冷剤の長持ち効果が強力かどうかで判断するのではなく、目的別に上手く利用していけばいいと個人的には思っています。
アルミホイルを使えば保冷剤を長持ちさせられる?
アルミホイルを使うと保冷剤を長持ちさせられるという声を聞きますが、熱伝導率の高いアルミホイルだと外気が保冷剤に伝わって逆効果ではないかと思っていましたが、実際に調べてみるとアルミホイルで保冷剤を長持ちさせる方法があるようです。
その方法は簡単で保冷剤にアルミホイルを巻くだけ。できるだけ隙間なく巻くことで保冷剤と外気の間にアルミホイルをワンクッション置くことになり、温かい外気に保冷剤が直接触れることがなく溶けにくくなるという理屈だそうです。
よくある例で例えると、保冷バッグの内側にアルミシートのようなものが貼られていますが、あれと同じような原理なのだそうです。アルミホイルはどの家庭にもあると思うので、誰でも簡単に実践することができるでしょう。
保冷剤を長持ちさせる方法
保冷剤を長持ちさせる基本としては保冷容器に入れることですが、クーラーボックスではなく発泡スチロールの箱を使うと保冷剤をさらに長持ちさせることができます。そして冷やすものを事前に冷やしておくとさらに効果的で、保冷容器の開閉は必要最低限を心がけましょう。
保冷容器の中にはできるだけ空間を作らないようにするのがコツで、隙間には小さな保冷剤を詰め込むようにするといいです。保冷容器のそこにハードタイプの保冷剤を置き、その上に冷やしたいものを置いて隙間を小さな保冷剤で埋めるという感じです。
また、保冷剤の効果はその大きさに比例して長持ちさせることができますから可能な限り大きな保冷剤を使うようにしましょう。50グラムの保冷剤で2時間半、100グラムで3時間、200グラムで5時間というのが目安です。
お弁当も保冷剤を使って長持ちさせられる
お弁当の具材にはいろいろなものがありますので、一概にどんなお弁当でも大丈夫とは言えませんが、方法としては簡単です。先にご紹介したアルミホイルを巻く方法でお弁当を冷やすだけ。可能であればお弁当自体も事前に冷やしておくことで保冷効果を高めることができます。
最近はお弁当用の冷凍おかずもありますよね。冷凍おかずは凍ったまま弁当に入れ、食べることには溶けているという便利なものですが、保冷剤を使うと冷凍おかずが溶け切るタイミングがズレてしまう可能性があるので、その点には注意が必要です。
保冷剤を処分する方法は?
最後に保冷剤の処分方法を紹介しておきます。保冷剤は可燃物でゴミとして出すことができるので可燃ゴミとして出すことができます。中身は水と防腐座、安定剤にポリマーで、ポリマーはオムツに使われているものと同じです。
中にはトイレに流してもいいという方もいますが、ポリマーは水を吸収して膨張するので絶対にトイレには流さないようにしましょう。